プログラミング学習サービスの提供を行う「コードキャンプ株式会社」から委託を受けて実施する高知県主催の「デジタルリテラシー講座」の後期が終了しました。
本講座に携わった事業推進室のメンバーに取材をしてきましたので、後期の取り組みの内容や1年間の振り返り等をご紹介いたします。

デジタルリテラシー講座 後期

デジタルリテラシー講座の後期は11月7日から3月5日までの約4か月間実施されました。
後期では、主に企業活動で発生するデータを収集し、自社のビジネスの意思決定に必要な示唆を提示するためのデータ収集・分析することなどに関して学び、その後、自社の課題をデジタルで解決するためのプラン「デジタル化推進プラン」を考え、最終発表会で発表しました。

当社はAIとIoTの講師を、事業推進室の小松と久川がそれぞれ担当し、各講座では、AI/IoTの基礎や活用事例、プロジェクトを進める際の手順、ワークショップ等を実施しました。また、高知県が作成した「DX推進ハンドブック」を理解するための講座、ロールプレイのサポートには依光も加わり、運営しました。
受講者の中には、すでに社内でDX等を進めている方もいれば、これからデジタル化を進めようとしている方もいたため、講義の内容は誰でも理解しやすいが簡単過ぎないよう、意識をしながら企画しました。また、本取り組みの目的は、講義をすることだけでなく、受講者が得た知識や事例を会社に持ち帰り、社内でDXを進められるようフォローアップすることでした。社内でDX推進する際のプロジェクトの進め方等に重点を置き、講義を行いました。
その結果、アンケートでは少し難易度が高いと感じた方もいましたが、「AIやIoTが自分の業務とどのようにマッチするか考えていきたい」等、今後の業務への取り入れ方に前向きな意見もいくつかありました。

1年を振り返って

前期・後期、併せて約1年間のデジタルリテラシー講座が終了しました。
今回の取り組みを通じて、DX推進を進める上でスタートラインに立つお手伝いができたと感じています。受講者の中には、スタートを切るにもどのように始めたらいいのか分からない等の不安もあったと思います。本講座を通して、受講者のリテラシーや知識を向上させ、不安を解消できたのではないかと思います。

事業推進室では運営として初めて参加するメンバーも多く、コードキャンプの方のアドバイスやフォローのタイミング、方法等、勉強になることがたくさんありました。講師という立場では、受講者に分かりやすく伝えるためにはどうしたらいいのかを考え、話し方やスピード、講義の内容等を試行錯誤しました。また、前期ではデジタル化推進プランの進捗や内容について確認するセッションで、セッションごとに担当を変えていましたが、情報共有等の反省も踏まえ、後期では受講者にそれぞれ担当がつくように組み直し、各受講者に寄り添った対応ができるよう改善しました。 「電子への移行が難しい」「紙での運用を改善したい」等、各社での具体的な課題点を知ることができ、受講者の会社のみならず、自社の課題にも目を向けることができた1年でした。
今後は、今回できた繋がりを大切にし、新たなDX商材の開発や提案に取り組む予定です。

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