当社では、システム部と営業部の全社員がDX/AI/DSの基礎知識を習得することを目標にしています。
社内での各資格の取得者数は以下の通りです。

  システム部 営業部 総務部
G検定 32名 6名 1名
E資格 7名
DS検定 4名
統計検定 2名

今回、G検定資格取得者の増加に向けて、G検定を複数回受験し合格された3名の社員に勉強方法や壁の乗り越え方について取材をいたしました。
取材にご協力いただいた方は、総務課の谷さん、営業2課の公文さん、システム部の松澤さんです。

受験回数と傾向について

G検定では、不合格通知の中に合格ライン到達までのおおよそのポイント差をA~Dの区分で知ることができます。今回、3名に受験回数と受験結果の推移を教えていただきました。

谷さん:4回受験し、受験結果の推移はA-B-Aでした。すごく自信のあった時にBでしたね…
松澤さん:私も同じく4回受験し、A-B-Aでした。
公文さん:私は恥ずかしながら6回受験しました。G検定では、カンペを準備しても大丈夫とのことでしたが、それはおかしいと思い最初はカンペなしで挑んだところCでした…。形に拘っている場合ではないと思い直し、2回目以降はカンペを活用し、合格まではA判定でした。

勉強方法や時間

公文さん:平日の夜や休日はサッカーをしているので、あまり勉強できていませんでした。しかし、このままでは合格できないと思い、5・6回目からは参考書で解けなかった問題を単語帳に書き出して、社員旅行での移動時間や昼休憩等の隙間時間で勉強できるようにしました。「スポーツをしているから勉強できない」は言い訳だと自分で思ったので、時間を見つけて勉強できる方法に変えました。
あとは、何度も不合格になると、自信が無くなってくるので、周りの合格者の方に勉強法などを聞いていました。

公文さんが作成した単語帳

谷さん:試験の1か月前くらいから平日は約1時間、参考書を使って勉強していました。毎回、参考書を使って勉強していたのですが上手くいかず…。総務課へ異動したことで課員全員がUdemyを受講できる環境となり、UdemyにあったG検定に関する講座を受講したところ、参考書よりも分かりやすく理解が進みました。参考書で勉強したものは本番で出てこないことがあり、途中からシラバスにも目を通すようにしました。
松澤さん:平日に勉強時間を確保することは難しかったので、試験の2か月前くらいから休日に1日もしくは半日、がっつりと勉強できる時間を作っていました。最初、社長から「20時間勉強したら大丈夫」と聞いていたので、20時間程勉強して試験を受けましたが、1回での合格は難しく、何とか4回目で合格することができました。B判定の時はe-learningも使用していましたが、参考書をしっかりと読んだ上で、振り返りに動画を使う方が自分には向いていると思いました。
また、最初は自分でカンペを作っていましたが、作り方があまり良くなかったようで、3回目の受験の時に山添さんが作ったものをもらって、自分なりに肉付けをして試験に挑みました。

公文さん:私も山添さんが作成したシートに石井さんが加筆したシートをもらって使っていましたが、何度やっても当日の受験時間が足りず、基本的なことだけでもすぐに答えられるように単語帳を利用していました。
検索するのも大変なので…
谷さん:私はWebの無料試験問題も使用して、勉強していましたが、Udemyが一番しっくりきました。
松澤さん:人それぞれ会う合わないがあると思うので、自分に合った勉強方法が良いと思います。

3名が利用した参考書や勉強動画のご紹介

■参考書

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト

G検定は試験を運営している日本ディープラーニング協会が出している公式本です。

最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 問題集

G検定試験対策問題集で、G検定頻出の「AIの社会実装」分野や「ディープラーニングの手法」を中心に学習できます。

この1冊で合格! ディープラーニングG検定集中テキスト&問題集

テーマごとに重要な事項を図解しているテキストブックで、各章ごとに問題もあります。

■動画

Udemy - 【G検定の一部対策に】 DX推進者に不可欠なAI・機械学習の基礎と精度の測り方をコンパクトに学ぼう!

Udemy - 【試験対策から本質の理解まで、知識をまとめて身に付けよう!】G検定対策講座

YouTube - G検定100問解くまで帰れません2023(ITエンジニア ノイ)

YouTube - G検定予想問題2023#1(ITエンジニア ノイ)

受験回数を重ねて気が付いたこと

谷さん:最初から問題を解くと、あと何問というプレッシャーがあるので、最後の方から解いていくと時間や残りの問題数に追われることなく落ち着いて受験できると気が付きました。
公文さん:何度も落ちると、途中で心が折れてきます…周りが合格できた方法が自分には合わないこともあるので、自分にとって何がベストなのかを考えることが大事だと思います。また、時間が足りないととても感じたので、試験に慣れることが大事だと思います。
松澤さん:苦労して心が折れることもあると思いますが、もし公文さんが5回目で諦めていたら合格することはなかったと思うので、なにより受験することが大事だと思います。また、公文さんや他の受験者の方が言っているように、時間に限りがあるので終了15分前くらいまでに最後まで解いて、振り返るくらいがちょうど良いと思いました。

受験者へのメッセージ

とにかく挑戦しなければ成功はないので、計画を立ててリソースを投じて受けてみる。それをより時間を掛けることができれば、合格する可能性が高くなる。ただそれだけだと思います。

ご自身の年齢や社会の流れを考えて、今から始めるのは遅すぎるという方もいるとは思います。ですが、今後もAIやデータ利活用に関する流れは進んでいくことから、世の中のリスキリングのブームに乗って、今からでも取り組んでも遅くないと思います。

今日やっている仕事が明日もあるとは限りません。資格を取ることが目的ではなく、G検定は手段と考えて受けてもらいたいです。

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