NSBPにて各館の無線AP(アクセスポイント)が更新されました。
これにより、社内NW接続環境が大幅に改善されました。
今回の機器更新について、作業を主導した門田さんにインタビューしました。

今回の無線AP交換の目的を教えてください。

導入から10年近く経過していた社内の無線APの更新し、WiFi環境の速度・安定性の向上による業務効率改善と、暗号化規格を新しいものにアップデートしてセキュリティを高めることが、今回の作業の目的です。

計画や準備で苦労したことは?

機器選定にあたっては、自治体様のLGWAN系環境無線化や小中学校のGIGAスクールの際に、数百台を導入した実績のあるAruba製AP「AP-515」を選定しました。

今回導入した Aruba製「AP-515」

機器入荷後は、先行して別館の無線APを交換し、新旧のSSID、暗号化、証明書認証の動作検証を実施しました。動作検証が一定できた時点で新館及び本館への展開を計画し機器の設定を実施しました。

従来の暗号化方式は「WPA2」でしたが、新SSIDは「WPA3」に変わりました。新しいAPは、WPA3はWPA2と異なりAPメーカーや機種によって様々なモードがあり、WindowsやiPhoneで正常につながるモードを探すのに苦労しました。

当日の設置作業について教えてください。

今回のAP設置においては、新館2Fと本館2F、JDC1Fと3F、別館1Fは、利用者数の多さとフロアの広さを考慮し、従来の壁掛けから天井付に変更しました。APの特性上、天井付が広範囲に電波が飛びやすいからです。

フロアの特性を考慮して天井に設置

また、入替の際には、WiFi利用者への負担(端末の設定変更や切り替え時のダウンタイム)の少ない移行方法を検討し、本館と新館は基本的に昼休み中に作業が終わるように時間調整しました。

しかし、本館のAP交換作業の日に子供が発熱し、急遽帰宅することになったため、その場にいたNSBPメンバー(公文さん、武内さん)に交換を依頼することになりました。急遽、設置作業をしてもらったメンバーには感謝しています。

そのため、当日は仮作業となり、後日本設置にて無事に作業完了となりました。

旧環境と比較して、どれだけのメリットがありますか?

機器の設置だけでなく、配線の導線も工夫

旧APは11n(WiFi4)でしたが、新APは11ax(WiFi6)となり、2世代新しくなりました。

無線の速度理論値が最大600Mbpsから4.8Gbpsに向上しました。(あくまで無線部分の理論値です。)また、新APは仮想コントローラが内蔵されているため、フロア間の移動の際もスムーズに接続先APが切り替わるようになったのではないかと思います。

今回のAP入替が、皆さんの業務の効率化に少しでも役立っていれば幸いです。

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