NEC(日本電気株式会社)より講師を招き、高知本社にて「DX推進のためのデータ利活用プロジェクト実践ワークショップ」を実施しました。

本研修は3日間の日程で、課題があるが解決方法がわからない顧客に対し、課題解決のための企画、トライアル(PoC)提案、費用対効果を含めた計画書作成、顧客提示の過程をワークショップを通じて実践的に学ぶものです。

期間/研修内容

【期間】2023年11月14日~2023年11月16日
【内容】座学、企画・提案・業務適用までの実践ワークショップ
 Step1:調査~企画編
 Step2:トライアル~業務適用編
【受講者】
 藤谷、山根、満尾、公文(充)、渡邊、本田、味元、公文(基)、幸、小松(拓)、畑

受講者の感想

渡邊さん(システム2課)

データ利活用やDXについては、社内勉強会やG検定等で一定の知識はありましたが、実際の仕事でデータ利活用プロジェクトを経験している方の話はとても参考になりました。

個人的には「データ利活用プロジェクトを始めるまで」の解説が印象に残っています。民需のプロジェクトを前提とした説明でしたので、自身が担当する公共に落とし込めるようにたくさん質問もしながら受講しました。

具体的にはデータ利活用プロジェクトを進めるまでのステークホルダとの接し方として、上位者にも事務部門にも期待値コントロールを意識しながら話を通すことの重要性やトライアル提案・検証・報告のポイントとして、説得性を持たせることなどです。

今後は公共の団体様へ継続的にDX関連の提案を行うことが想定されるので、その時に学んだ知識を活用し、 システム2課員全体でフォローできるような環境を作っていければと思います。

味元さん(システム3課)

本研修ではデータ利活用プロジェクトの導入において具体的なステップやポイントを学ぶことができました。特に、企画段階でのヒアリングやトライアルの重要性を学ぶことができました。講師の方も現場経験がある方でしたので、各フェーズごとの事例なども紹介していただき、とても参考になりました。

データ利活用プロジェクトにおいて、最初の課題設定が重要だということは認識していたものの、実際にどう行動すれば良いのかまで分かっていませんでしたが、具体的な決定基準やその後の取り組みなどワークショップを通じて理解を深めることができました。

特に印象に残っているカリキュラムは「トライアル提案」で、過去データを使った分析により仮説の有効性を検証し、導入価値を見極めるものです。
AIは完全ではないため、実証実験を通じて効果測定を行うことが重要であり、また、AIの力だけで解決するのではなく、運用の検討、人とAI作業の切り分けを行っていくという点が興味深かったです。

「問題と課題を整理すること」と「あるべき姿とのギャップを発見すること」。全てここから始まり、新しいビジネスへ繋がっていくイメージを持つことができました。日々、ユーザ対応を行っていく上でも、この観点でアンテナを張り、物事を捉えるようにしたいです。

データ利活用プロジェクトで私のチームは企画フェーズにありますので、今回のワークショップで学んだことを活かしながらプロジェクトを推進していきたいと思います。

小松さん(事業推進室)

全体を通して座学よりもワークの時間が長くとられており、体験を通して理解が深まったように思います。また、実際に現場で働いている人の経験談は貴重な情報でした。

データ利活用プロジェクトを進めるにあたってどのような手順を踏むべきか、各手順の重要性を学ぶとともにグループワークを通して難しさも実感しました。現在関わっているプロジェクトでも体系立てられた計画となっていない部分もあり、以前からこの内容を知っていればと思いました。

また、課題を聞き出すためのヒアリングが印象に残っています。顧客から課題を聞き出し、取り組みを決めるロールプレイを行いましたが、研修では明確な課題を提示してくれますが、実際は「課題は何ですか?」と聞くだけで出てくることは殆どないと思います。質問力が大事と言われますが、相手の業務を知らなければ、どこを掘り下げるべきか判断が難しく、自分の業務理解が全然足りてないと感じました。

今まで色々な場所に課題を聞きに行くことがありましたが、具体的な課題を聞き出せたことはほとんどなく、これは自分たちのヒアリング方法に問題があるように感じます。的確な質問ができるように先方の業務に関心を持って理解することを心がけたいです。

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