プログラミング学習サービスの提供を行う「コードキャンプ株式会社」から委託を受けて実施する高知県主催の「デジタルリテラシー講座」の前期が終了しました。 本講座に携わった事業推進室のメンバーに取材をしてきましたので、取り組みの内容や後期講座に関する抱負をご紹介いたします。

デジタルリテラシー講座 前期

デジタルリテラシー講座の前期は7月3日から10月20日までの約4か月間実施されました。

受講者は、デジタルリテラシーの基礎的な部分やセキュリティ、AI・IoTに関して学び、自社の課題をデジタルで解決するためのプラン「デジタル化推進プラン」を考え、最終発表会で発表しました。

当社が担当したのは、AI・IoTに関する講座、高知県が作成した「DX推進ハンドブック」を理解するための講座、ロールプレイのサポート、デジタル化推進プランへのアドバイス等です。
AI・IoTの講座は事業推進室の久川と小松が講義内容を考え、小松が講師としてAIやIoTの概要、実現可能なことや活用事例の説明、アイデアソンの実施等を行いました。受講者の中には、AIやIoTについて知識をすでに持っている人もいれば、聞いたことがある程度の方も居たため、初心者の方に合わせた内容でよりAI・IoTを理解してもらうための講座にしました。受講者からいただいた感想は概ね好評で、「難しいイメージがあったが社内でも活用できそう」「AI・IoTの必要性が分かった」などのコメントをいただけました。

「DX推進ハンドブックの理解」の講座は依光が担当し、ハンドブックの中身や、DXを進めるために必要なことなどを説明しました。ロールプレイでは、DX推進ハンドブックをもとに実習形式で受講者に体験していただきました。 そして、コードキャンプ株式会社が作成したアウトプットの様式をもとに、1カ月弱かけて受講者はデジタル化推進プランを考えました。各1社30分×3回のセッションがあり、デジタル化推進プランの進捗や内容について確認しました。基本的には同社の講師が改善できる点等を話し、当社がアドバイスを行いましたが、出来る限り各企業に寄り添った提案ができるよう心掛けました。

講座が始まった頃は、まだ課題やそれに向けた解決策が具体的ではありませんでしたが、最終的には学んだ事をもとに各社で落とし込んでおり、参加者の本気度がとても伝わってきました。デジタル化推進プランを作成することで、インプットだけでなくアウトプットできたことも大きかったと思います。

デジタルリテラシー講座 後期に向けて

後期では、AIとIoTの講座をそれぞれ約2時間行います。後期では、前期と比べより技術的な部分について説明する予定です。
また、前期と同様に「DX推進ハンドブックの理解」やロールプレイ等の講座も実施します。

前期から継続して参加される方、後期から新たに参加される方がいるため、参加する方全員が満足感を得られる内容にしていきたいと思います。また、アイデアソン等のワークも好評でしたので、後期でも検討したいと考えています。このようなイベントがあることで、他社の取り組みを知るきっかけになると思いますので、受講者同士で話す機会を作りたいです。
前期に比べて、内容も少し難しく感じる可能性がありますが、コードキャンプ株式会社の講座等、次の講座に繋がるようにしていきたいです。

2021年頃からDXに関する活動をしていますが、その頃のイベント参加人数と比較して、年々参加者が増加していると感じます。
今回も定員が30名程度のところに約40名の受講者が集まりました。高知県内でもDXやデジタルに関する意識が高まっているのだと思います。
当社は、地場企業として受講者の背景等も踏まえて、具体的で有意義だと感じてもらえる提案やサポートをしていきたいです。

講義担当者からのコメント

私はAI・IoTに関する基礎的な講義と、デジタル化プラン作成のサポートを担当しました。

講義の中ではアイデアソンという形でグループに分かれてAI・IoTを活用してどんなことができそうか考えてもらいました。各グループの話し合いを聞いていると、それぞれに思い・目的があり、それらを実現するための方法を真剣に考えていたように感じます。

そんな受講者様方のデジタル化プランの作成をサポートするとあって、最初はどんなことを伝えれば良いか分からず緊張していました。最終的には多くの受講者様が具体的なプランを立てており、非常に安心しました。

後期講座ではデータ利活用の側面が強くなります。前期講座では、「課題はあるけど具体的な進め方が分からない」という方が多く見受けられました。これまで事業推進室で培ってきた経験を活かして、具体的で分かりやすいサポートができればと考えています。

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